セミリタイアを目指す方法として株式投資がありますが、その中でもおすすめはインカムゲインを狙った投資です。
この記事では、セミリタイアのための株式投資について詳しく解説します。
株式で収入を得る2つの方法
株式による収入は、キャピタルゲインとインカムゲインの2種類があります。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、株価の値上がりにより生じた値差で収入を得ることです。
例えば、A社の株を株価1,000円の時に1,000株買うとします。金額にすると100万円(1,000株×1,000円)ですね。
その後しばらくして、A社の株価が100円値上がりし1,100円になるとします。金額にすると110万円(1,000株×1,100円)になります。
買う前と買った後の金額差が10万円ありますね。これがキャピタルゲインです。
ただし、株価が下がった場合は損失となります。これはキャピタルゲインに対してキャピタルロスと言われています。
そのため、キャピタルゲインを狙うのはリスクがかなり伴います。
理論的には値上がりする確率は50%です。
インカムゲイン
一方、インカムゲインは、株式の場合は配当収入を指します。
配当金額は銘柄によって大きく異なり、配当を大きく出す銘柄もあれば、あまり出さない銘柄もあります。
年間配当金額を株価で割ったときの比率を「配当利回り」といいます。
例えば、株価が1,000円のA社が年間で50円の配当金を出す場合、配当利回りは5%となります。
日本株では、JTや日産自動車などが5%程度の配当金を出しています。
海外株は配当利回りが高いものも多く、たばこ企業や電力会社、石油会社、製薬企業などが5%以上の配当を出しています。
セミリタイアを実現した方の多くは、配当利回りが高い株(主に海外株)に投資することにより安定的な配当金を得るという方法を取っています。
30歳でセミリタイアを実現した三菱サラリーマンさん(@FREETONSHA)や、40代でセミリタイアしたたぱぞうさん(@tapazou29)は、高配当の米国株を中心に投資をしています。
減配リスクの低い業績が安定している株式を狙えば不況も怖くない
株式投資でセミリタイアを狙う場合、株価が下がるリスクがあります。
僕もセミリタイアを株に頼る生活に対して、リーマンショックのような不況に陥ったときに立ち行かなくなるのではと思っていました。
しかし、株価がどれだけ下がっても配当金を変えない企業は多く存在します(特にアメリカの伝統的な企業)。
元々の株価が1,000円で配当金が50円(つまり配当利回りは5%)の株式で、半額の500円になっても、配当金は50円のままという会社もあります(その場合は配当利回りは10%になる)。
そのような株を買っておけば、不況に突入したとしても得られる収入は減ることはなくなります。
リーマンショックのような大恐慌が起こっても、増配を続けている恐るべき企業もあります。
インカムゲインを狙った当時のポイント
インカムゲインを狙った投資する場合は、以下の2点がポイントです。
- 減配リスクのない企業(リーマンショックの時も減配していない企業が望ましい)
- 業績が安定して倒産リスクの少ない企業(倒産したら当然配当は出ない)
ただし、海外株の場合、為替リスクがあることは留意しておかなければなりません。
セミリタイアを実現する金額として、不労収入は月15万円程度は欲しい
セミリタイアを実現するためには、人によって金額は変わってきますが月15万円は必要だと思います。
これは、セミリタイア後にどの程度働くか、家族構成などにもよります。
月15万円の場合は、配当利回り5%の株式に投資した場合は3,600万円が必要になります。
まず僕はこの月15万円を目指すことにしています。現在の僕の収益は月6万円程度となっています。
【参考】僕の投資銘柄内訳
僕の投資銘柄です。ほとんどが5%以上の配当利回りとなっています。
- AT&T:5.21%
- フィリップモリス(PM):5.56%
- ウエストパック銀行(WBK):5.93%
- ナショナルグリッド(NGG):7.07%
- PPL:4.92%
- 日本たばこ(JT):6.34%
現在は米国株式市場自体が絶好調であるためキャピタルゲインも60万円程度のプラスになっていますが、あくまで目指しているのはインカムゲインでいかに稼ぐかです。
銘柄がたばこ・電力・通信に偏っているため、石油会社や製薬会社も追加で投資を検討しています。