個人事業主の開業届の書き方から提出まで、画像付きでわかりやすく解説

  • 2020年2月2日
  • 2020年2月5日
  • 副業
すらいむ
サラリーマンをやりながら個人事業主としても開業しているすらいむです。 →ツイッターアカウント

 

  • 個人事業主の開業届はどう書けばいい?
  • 開業届の提出先はどこ?
  • 開業届の提出タイミングはいつ?
  • 開業届以外に提出した方が良い書類はある?

こんな疑問に答える記事です。

実は、開業届以外でも「青色申告承認申請書」など一緒に提出した方が良い書類があります。なぜなら、一緒に提出することにより節税効果を受けることができるためです。

この記事では、開業届や関連の書類の書き方から提出まで、誰でもわかるようにやさしく解説しています。

この記事のとおりに手続きを進めれば、迷わず個人事業主になることができます!

独立して個人事業主になりたい方も、サラリーマンをやりながら副業として個人事業主になりたい方も、参考にしてください。

個人事業主として開業するステップ

個人事業主として開業するステップの概略は以下の通り。

  1. 書類作成準備
  2. 書類作成
  3. 書類提出

この3ステップで簡単にできます。

書類作成までは長くても1時間程度で終わります。

書類作成は無料の申請ツールを使うのがおすすめ

開業に必要な書類を作成する場合、以下の2パターンがあります。

  1. 申請ツールを使って作成する
  2. 国税庁から書類をダウンロードして手書きする

この記事でおすすめするのは1。

デメリットがないうえ、メリットとして以下のようなものがあります。

  • 時間を短縮できる
  • 記入漏れを防ぐことができる
  • 開業届以外に必要な関連書類も自動的に作成
  • 無料で使える

申請ツールでもっとも使いやすいと評判なのが開業freeeというツール。無料で使えます。

このページでは、開業freeeでの入力方法をご紹介します。
freeeは有料のサービスも展開していますが、無料で使える部分だけで開業届はすべてできます。有料サービスの押し売り等もありません。
※開業freeeの画面は更新される場合もありますが、基本的な操作は同じです

ステップ1. 書類作成準備

ステップ1では、開業に向けた書類作成の準備をします。

1. 開業freeeにアクセス

まず、開業freeeにアクセスし、右上の「新規登録」をクリック

2. 新規登録する

メールアドレスとパスワードを入力します。

メールアドレスはGmailなどでも問題ありませんが、迷惑フォルダにメールが入っていないか気をつけましょう。

3. 必要項目の入力

必要項目を入力していきます。
ここで入力した内容が税務署などの公的機関に自動登録されるわけではないので、安心してください。
入力項目は以下の通り。
  1. 仕事の種類
  2. 仕事の概要
  3. 開業予定日
  4. 想定年収
  5. 働く場所
  6. 従業員や家族への給料の支払い有無

1. 仕事の種類

開業する仕事の内容を候補一覧の中から選んでいきます。該当する仕事の種類がなければ「自由入力」を選択します。

  • 飲食業
  • 宿泊業
  • 小売・卸売
  • 製造
  • 美容・理容
  • 医療・福祉
  • 教育・学習支援
  • 士業
  • コンサルティング
  • フリーランス
  • 不動産
  • 建築・建設
  • 運送
  • 生活関連サービス
  • 農業
  • スポーツ
  • レジャー
  • 文化・芸術・芸能

僕の場合はブログの運営なので「自由入力」を選択し、「広告業」としました。

2. 仕事の概要

1で選んだ仕事の種類を詳細に記入します。

例えば1で飲食業を選んだ場合、「カフェ・喫茶店の経営」「飲み屋・居酒屋の経営」「ラーメン店の経営」などの選択肢が出てきます。

自分の開業する仕事の内容が選択肢にない場合、「自由入力」を選択します。

僕の場合は、「ウェブサイトの運営、管理、インターネットでの広告紹介」としました。

3. 開業予定日

開業予定日を入力します。

「開業届は開業日から1ヶ月以内に提出すること」と定められていますので、可能な限り開業届を提出する1ヶ月以内の日付を記入しましょう。

ただし既に開業してから1ヶ月以上経過している場合でも開業届は受け入れてくれますので、あくまで参考まで。

4. 想定年収

開業した仕事でどの程度の年収になりそうかを記入します。

ここで入力した内容をもとに、後ほど確定申告の方法を選択していきます。

あくまで参考の金額なので、この段階では「この程度の年収になりそうだな」という金額を記入しましょう。

5. 働く場所

以下の選択肢から選んでいきます。

  • 自宅で働く
  • お店を開いて働く
  • 事務所を開いて働く
  • その他/決まっていない

自宅以外で働く場合も、住所が未定の場合は「その他/決まっていない」を選択してください。

6. 従業員や家族への給料の支払い有無

従業員や家族に給与を支払う予定があるかを選択します。
  • 今はない
  • 従業員(パート・アルバイト含む)に支払う
  • 家族に支払う
  • 家族と従業員(パート・アルバイト含む)に支払う

「今はない」以外を選択する場合は届け出が必要になってくるため、正確に記入しましょう。

全ての項目を入力し保存をすると、以下の画像のようになります。
内容を確認し、問題なければ「次へ」をクリックしましょう。

ステップ2. 書類作成

書類作成準備を行った後は、書類の作成に移っていきます。
ここでは、以下の項目を入力・選択していきます。
  1. 屋号
  2. 申請者の情報
  3. 収入(所得)の種類
  4. 確定申告の種類

1.  屋号

屋号とは、会社法人で言うところの会社名に該当します。

屋号の入力は任意で、入力しなくても開業手続きを行うことは可能です。

2. 申請者の情報

以下の項目を入力していきます。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • 生年月日

3. 収入(所得)の種類

収入(所得)の種類を以下の選択肢から選んでいきます。複数選択も可能です。

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 山林所得

不動産の賃貸や山林の譲渡がなければ「事業所得」を選択しましょう。

4. 確定申告の種類

確定申告の種類を以下の選択肢から選んでいきます。

  • 青色申告 65万円控除
  • 青色申告 10万円控除
  • 白色申告

書類作成の準備で入力した年収から、おすすめの申告方法を自動的にシミュレーションしてくれます。

例えば月収20万円の場合は年収240万円になるため、青色申告が白色申告よりも154,050円お得という計算になります。

ここで青色申告を選択した場合は、青色申告承認申請書とセットで自動作成してくれます。

青色申告の届け出は開業日から2ヶ月以内に提出する必要があります。開業届けと合わせて提出しましょう。

全ての項目を入力し保存をすると、以下の画像のようになります。

内容を確認し、問題なければ「書類を提出する」をクリックしましょう。
クリックしたからといって税務署に自動的に送られるというわけではないのでご安心を。

ステップ3. 書類提出

最後に、作成した書類の提出を行います。

  1. 書類の提出先の決定
  2. 書類の確認
  3. 書類の提出方法の選択
  4. 書類の印刷
  5. 書類の提出

1.  書類の提出先の決定

「申請者の情報」で入力した情報から、住所に近い税務署の場所を自動的に選んでくれます。

2. 書類の確認

ここまでで記入した内容から、自動的に開業にかかわる以下の書類と控えが作成されます。
  • 個人事業の開業・移転・廃業等届出書(=開業届)
  • 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
  • 所得税の青色申告承認申請書
  • 青色専従者給与に関する届出書
「書類を確認する」をクリックし、作成された書類が問題ないか内容を確認していきます。

3. 書類の提出方法の選択

以下のいずれかを選択します。
  1. 税務署に持っていく:書類を印刷して、「1. 書類の提出先」で選択した税務署に持参しましょう
  2. 郵送する:書類を印刷して、切手を貼って「1. 書類の提出先」で選択した税務署に郵送しましょう
  3. freeeで電子申告する:インターネット上で提出を行います
「3. freeeで電子申告する」の場合は、マイナンバーカードとICカードリーダーを用意する必要があります。
もし上記を所持していない場合は、税務署に持っていくか郵送するかの方が簡単です。

4. 書類を印刷する

税務署に持っていくか郵送する場合は、書類を印刷して準備しましょう。控えも必ず一緒に印刷します。
自宅にプリンターがある場合はプリンターで印刷し、なければコンビニ等で印刷します。
印刷した書類には、マイナンバーを記入してハンコを押すことを忘れずに。

5. 書類を提出

書類の提出方法に従い、税務署に書類を提出しましょう。

必ず控えを一緒に持参(郵送)して、受領印をもらいましょう。直接提出する場合はその場で受領印がもらえ、郵送する場合は控えが後日送られてきます。

銀行口座の申し込みなど各種手続きで必要になるため、大切に保管してください。

まとめ:開業手続きは意外と簡単

以下のステップで開業手続きは完了です!お疲れさまでした。

  1. 書類作成準備
  2. 書類作成
  3. 書類提出

個人事業主として開業したら、毎年税金を自分で計算して納付する「確定申告」をしなくてはいけません。

freeeでは確定申告もサポートしてくれる仕組みを持っていますが、有料なので必要に応じて活用しましょう。

個人事業主の同志として、皆様の事業が飛躍することを願っています!

すらいむをフォローしよう!